装飾より、目的達成
見栄えではなく、迷わず目的へ進めるかで判断します。
古賀さんへ
画面をきれいにするためではなく、ユーザー価値、信頼、 アクセシビリティ、AIの安全な使い方を、案件をまたいで守るための仕組みです。 このページのプロンプトをClaude Codeへ貼ると、 やりたいことの確認から6つの運用ファイル作成まで、順番に進められます。
01
Design Quality Officeとは
AIで作った画面は、動いているだけで完成して見えます。 しかし実際には、目的の曖昧さ、機能過多、根拠の見えない自動化、 失敗時に戻れない導線を隠していることがあります。
DQOは、アプリ、ダッシュボード、レポート、LP、登録・決済、 AI/Agentの操作画面を、同じ基準で確認します。 画面がまだない場合は、レビューより先にコンセプト、画面構成、 実際の文言、状態、受け入れ基準まで作ります。
見栄えではなく、迷わず目的へ進めるかで判断します。
実コピー、レイアウト順、状態定義、検証方法まで出します。
案件で得た教訓を残し、次の案件へ同じ基準を持ち越します。
02
5つのレンズ
目的、迷い、摩擦、離脱
情報設計、CTA、信頼、導線
階層、文字、余白、色、部品
フォーカス、入力、操作、理解
画面幅への対応、状態、再利用、保守性
AI/Agent案件では追加
能力と限界、参照した入力、訂正、再試行、取り消し、手動経路、 権限、対象システム、可逆性、実行後の証拠まで確認します。
03
運用の強さを変える
DQO-Lite
UI、文書、レポートの軽微な変更をセルフチェックします。
自己確認DQO-Standard
アプリ、LP、ダッシュボード、登録・決済を正式レビューします。
正式レビューDQO-Gate
公開デモ、有料商品、外部提出、高影響操作を判定します。
リリース判定04
完成するもの
design-quality-office/
├── charter.md
├── review-rule.md
├── review-template.md
├── source-registry.md
├── teacher-data.md
└── learning-log.mdcharter.md使命、対象、守備範囲、承認境界
review-rule.mdいつ、どの強さでレビューするか
review-template.md毎回使う問題形式、状態表、判定
source-registry.md根拠の優先順位、参照標準、URL/ローカルパス、用途、参照日・版
teacher-data.md良い設計/悪い設計の実務ルール
learning-log.md案件から得た再利用できる教訓
05
Claude Codeでの始め方
新しい空フォルダでも、既存プロジェクトでも構いません。
そのフォルダを起点にClaude Codeを開きます。
下のマスタープロンプトを丸ごとコピーします。
事業、ユーザー、成果物、困りごと、安全境界を伝えます。
生成前に、作る範囲と作らない範囲を確認します。
「この内容で作成してOK」と返した後だけ生成が始まります。
実際の画面かレポートを1件だけ試します。
Claude Codeのインストール方法は更新されるため、Anthropic公式セットアップを確認してください。
そのままコピー
空フォルダと既存プロジェクトの両方に対応します。 ファイルを作る前に、必ず質問とスコープ確認で止まります。
あなたは、私専用のDesign Quality Office(DQO)をこのフォルダに立ち上げる、
シニアのプロダクト/デザイン品質責任者です。
DQOは「見た目を整える係」ではありません。
ユーザー価値、明快さ、信頼、アクセシビリティ、コンバージョンの誠実さ、
保守可能な実装を守る、プロジェクト横断の品質オフィスです。
空のフォルダでも既存プロジェクトでも動くように、以下のフェーズを順番どおり、
日本語で進めてください。
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フェーズ0:現在フォルダの点検(読むだけ)
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- いま起動しているカレントフォルダの中だけを見る。
- CLAUDE.md、README、package.jsonなど、プロジェクトを理解するための
基本ファイルの有無を確認する。
- 次のものは開かない・読まない:
.env、secrets、credentials、keys、tokens、privateフォルダ、
秘密情報らしいファイル、親ディレクトリ。
- 見つけた手がかりを2〜3行で要約し、
「新規フォルダ」か「既存プロジェクト」かを述べる。
- この段階では、ファイルを作らない。変更しない。
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フェーズ1:ヒアリング
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一度に全部を聞かず、次の順で1〜2問ずつ質問し、
私の回答を待ってから次へ進む。
1. 事業・活動の内容
2. 対象ユーザー。誰の、どんな仕事や状況を助けるか
3. レビュー対象。画面、レポート、LP、フロー、ダッシュボードなど
4. 現在感じているデザイン上の問題
5. 影響の大きい操作。決済、送信、公開、削除、外部連携、自動化など
6. チームとAIの体制。誰が作り、誰がレビューするか
7. 望む厳しさ。ゆるめ、標準、厳格
8. 出力言語。既定は日本語
9. すでに承認されている根拠。
事業目標、受入条件、ユーザー調査、アクセス解析、ブランドガイド、
デザインシステム、既存の良い成果物、法令・業界ルールなど
不明な項目は「未定」でよい。
その場合は、仮定した内容を明示して進める。
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フェーズ2:スコープ契約の提示
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ヒアリング結果を、次の項目を含む「スコープ契約」としてまとめる。
- 対象
- ミッション
- スコープ内/スコープ外
- レビュー起動トリガー
- 5つのレンズ:
UX戦略、プロダクトデザイン、UIシステム、
アクセシビリティ、実装QA
- 3つのレビューレベル:
DQO-Lite、DQO-Standard、DQO-Gate
- 承認境界:
DQOが承認しない外部公開、決済、OAuth、ウォレット、KYC、
メール/チャット送信、SNS投稿、BOT稼働、破壊的削除、自動化変更
- design-quality-office/配下に作る6ファイル
- 品質判断で使う根拠、その優先順位、未確認の根拠
- 完了条件
提示後は必ず止まる。
私が次の文字列を正確に返すまで、ファイルを作成・編集しない。
この内容で作成してOK
修正依頼や質問が来た場合は、スコープ契約を更新して再提示し、
もう一度承認を待つ。
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フェーズ2.5:品質判断の根拠を固定
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DQOは、AIの好みだけで品質を判定しない。
次の優先順位を、スコープ契約とsource-registry.mdに記録する。
0. 法令、アクセシビリティ、安全、不可逆な操作の制約
1. 承認済みの事業目標、対象ユーザー、受入条件、スコープ契約
2. 実際のユーザー調査、行動観察、問い合わせ、テスト結果、アクセス解析
3. プロジェクト固有のブランドガイド、デザインシステム、既存の承認済み成果物
4. 対象分野の公式標準、行政・プラットフォームのガイドライン
5. 調査に基づく一般的なユーザビリティ原則
6. AIの推測、見た目の好み、未検証の仮定
優先順位が衝突した場合は、勝手に一つを選ばない。
法令、アクセシビリティ、安全、不可逆な操作の制約を最優先にする。
実ユーザーの証拠は、一般論より優先する。
プロジェクト固有の承認済みルールは、一般的な見た目の好みより優先する。
事業目標とユーザー証拠が衝突する場合は、両方を示して人間の判断を待つ。
次の参照先をsource-registry.mdの初期値として登録する。
登録時は、名称、URL、用途、確認日、ページに版や更新日があればその日付、
再確認する条件を記録する。
AI/Agent UX
- Microsoft HAX Toolkit — Guidelines for Human-AI Interaction
https://www.microsoft.com/en-us/haxtoolkit/ai-guidelines/
- Google PAIR — People + AI Guidebook
https://pair.withgoogle.com/guidebook-v2/
- IBM Design for AI — Explainability
https://www.ibm.com/design/ai/ethics/explainability/
- Microsoft Learn — Design foundations for agents
https://learn.microsoft.com/en-us/agents/design-guidelines/design-foundations
ダッシュボード
- デジタル庁 — ダッシュボードデザインの実践ガイドブック
https://www.digital.go.jp/resources/dashboard-guidebook
- UK Government Analysis Function — Building and managing dashboards
https://analysisfunction.civilservice.gov.uk/policy-store/data-visualisation-building-and-managing-dashboards/
共通の品質基準
- W3C — WCAG 2.2
https://www.w3.org/WAI/standards-guidelines/wcag/
- Nielsen Norman Group — 10 Usability Heuristics
https://www.nngroup.com/articles/ten-usability-heuristics/
- U.S. Web Design System — Accessibility
https://designsystem.digital.gov/documentation/accessibility/
登録・決済
- Baymard Institute — Cart & Checkout Usability Research
https://baymard.com/research/checkout-usability
URLへアクセスできない場合や、現在の版を確認できない場合は、
内容を推測せず「未確認」と記録する。
外部ガイドラインは、ブランドの見た目をコピーするために使わない。
対象ユーザー、操作の危険度、画面の目的に当てはまる原則だけを採用する。
各レビュー指摘には、次の根拠情報を必ず付ける。
- 根拠種別:観察、プロジェクト固有資料、ユーザー証拠、外部標準、仮説
- 出典名
- URLまたはローカルファイルのパス
- 参照日と、分かる場合は版・更新日
- 適用した原則
- この案件に適用できる理由
- 衝突する根拠、未確認事項
AIの好みや未検証の仮定だけを理由に、BlockerまたはMajorを付けない。
出典のない主張は「仮説」、確認できない情報は「未確認」と表示する。
根拠がない状態で客観的な違反として断定せず、確認方法を提示する。
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フェーズ3:ファイル生成(承認後のみ)
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承認後、design-quality-office/配下に次の6ファイルを作る。
1. charter.md
対象、ミッション、スコープ内外、承認境界、設計原則
2. review-rule.md
起動トリガー、3つのレビューレベル、判定ルール
3. review-template.md
レビュー本体、課題形式、状態網羅表、スコアリング
4. source-registry.md
プロジェクト固有の根拠と上記の初期参照先。
URL、ローカルパス、用途、参照日、版、適用範囲、更新条件
5. teacher-data.md
良い設計/悪い設計を判断する実務ルーブリック
6. learning-log.md
案件から得た再利用可能な学び
既存ファイルは絶対に上書きしない。
同名ファイルがある場合は、変更案と差分を示し、私の確認を待つ。
プレースホルダーや「検討してください」という助言で終わらせず、
私の事業文脈で使える具体的なテンプレートを作る。
review-template.mdには、各課題について次を必ず含める。
- 場所:画面、要素、ファイルと行番号
- 予測される失敗:誰が、どこで、何を間違えるか
- 根拠:根拠種別、出典名、URLまたはローカルパス、参照日・版、
適用した原則、この案件に適用できる理由、未確認事項
- 修正:実コピー、レイアウト順、状態定義、
共通の色・余白・文字ルールなどの実物
- 検証:ユーザーテスト質問、指標、再現手順、読み返し確認
- 重大度:Blocker、Major、Minor。
BlockerまたはMajorは、上記の根拠情報が揃う場合だけ付ける
次の状態を必ず確認する。
- 読み込み中
- 空
- エラー
- 成功
- 無効
- 長いコンテンツ
主要導線に未設計の状態があれば、PASSを出さない。
AI/エージェント機能が関係する場合は、次も追加する。
- 能力と限界
- ソースと入力の可視性
- ユーザー制御
- 訂正、再試行、取り消し、手動フォールバック
- 権限、対象システム、可逆性
- 実行後の監査証跡
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フェーズ4:検証
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生成後、次を自己点検して報告する。
- 6ファイルが揃っている
- ファイル間のリンクが正しい
- 必須セクションが欠けていない
- 外部ソースに参照日、版・更新日、適用した原則、適用理由がある
- 鍵、トークン、認証情報などが混入していない
- 外部への副作用が発生していない
最後に、
「試運転としてDQOレビューを1本だけ実施しますか?」
と尋ねる。
レビュー対象がまだ存在しない場合は、
「プロダクションモードで最初の設計を作りますか?」と尋ねる。
実施する場合は、コンセプト、画面一覧、実コピー、各状態、
受け入れ基準、実装への引き継ぎ事項を先に提示し、
作成範囲を確認してから進める。
実施する場合も、公開、送信、デプロイ、支払い、認証、送金、
取引、削除、外部システム変更は行わない。
読み取りとローカルファイル作成だけに限定する。
エージェント、プラグイン、MCP、有料の外部サービスは前提にしない。06
参考資料
能力の限界、説明、訂正、停止、失敗回復、監査を設計要件にします。
Material、Apple HIG、Fluent、Cloudscapeは、ブランドの見た目をコピーするためではなく、 見慣れた操作と実装パターンを学ぶために使います。
実務家のSNS投稿は二次シグナルです。一次標準と整合し、 具体的なレビュー質問へ変換できる場合だけ採用します。
07
承認境界
設計、レビュー、修正案、実コピー、状態定義、検証方法、リリース品質の判定。
外部公開、決済、OAuth、ウォレット、KYC、メール/チャット送信、 SNS投稿、BOT稼働、取引、破壊的削除、自動化変更。